々が会社を創立したのは1993年12月です。
我々の目標は、日本における液体物流の革命でした。1980年代、日本においてタンクコンテナーの存在は殆ど知られていませんでした。世界的にはタンクコンテナーの発祥であるヨーロッパとアメリカで流通していたものの、日本国内においてはその積載可能貨物や輸送方法の多くが不明であり、国内法体系も不備な状況でした。
当時の液体輸送の主流は、大量輸送が可能なパーセルタンカーや、小ロットで運ぶドラム、あるいは内陸輸送におけるタンクローリーでした。輸出入のみならず国内の液体輸送は、工場で生産された貨物をStorageタンクに一旦貯蔵、タンクローリーやタンカー、ドラム等による数度の積替えを伴う輸送の後に向け地においてStorageタンク、あるいはドラムのまま納入する形態でした。また当時は世界的に環境保護に対する関心が強まりを見せていた時期であり、液体輸送の分野においても輸送終了後に必ず発生していたドラムや廃液の処理問題がクローズアップされていました。
タンクコンテナーは、これら問題を合理的に解決し、かつ安全に輸送する容器として、国連の許可の下、特に危険品液体貨物の輸送手段として、欧米を中心に発展してきました。
ンクコンテナーの特徴は、ドアからドアへの複合一貫輸送が可能であること、そして使用後内部を洗浄することで輸送容器として再使用可能であることです。そのため、タンクコンテナー内部の洗浄・メンテナンスをいかに行うか、輸送後の残液の処理をいかに適切に行うかが重要になります。当時は、輸送容器として一般化していなかったため洗浄施設も限られており、東南アジア諸国では適当な施設すらありませんでした。しかしながら、その利便性や物流費用の低減効果、そして安全輸送の観点から液体輸送の手段として少しずつ認知を受け始め、現在では欧米のみならず、日本や東南アジア諸国でも規制緩和、洗浄施設の増加を受け流通しています。
タンクコンテナーによる輸送において最も重要なことは、輸送容器としての信頼性・安全性の確保です。漏洩や臭気、Contamination、Discoloration等の問題を絶対に引き起こさない、完璧な洗浄と不備のないメンテナンスをタンクコンテナーに施す必要があります。
我々は、いかに利便性に優れていても、費用が低減しても、貨物そのものの信頼性・安全性を維持しない限りタンクコンテナーは輸送容器として定着しないであろうとの思いから、我々自身の手でタンクコンテナーの洗浄を行い、我々自身が信頼性・安全性を確認した上でお客様に提供するのが最善であるとの考えに至りました。この理念のもと、我々は会社設立後まもなく東京・神戸に自社洗浄施設を立ち上げ、タンクコンテナーや危険品貨物にまつわるノウハウを蓄積するとともに、自社で洗浄した安全な輸送容器を提供するサービスを始めました。現在では、東京・神戸に加え山口県徳山、新潟、そしてマレーシアのPort Kelangに自社洗浄施設を保有、洗浄業務に加え、危険品貨物の蔵置や加温、タンクローリーやドラムへの詰替を可能としております。
々が会社を設立して、すでに10数年が経ちました。当初はわずか数人でのスタートでしたが、年を追うにつれて自社洗浄施設数や保有タンクコンテナー数は増加、海外ネットワークも拡大しております。これらは全てお客様との信頼関係があってこそ出来たことであり、これからもその信頼なしに液体物流の革命などなしえません。我々は、今後も安全かつ安心できるタンクコンテナーとその輸送サービスの提供を続けて参ります。それが我々の使命であり、それこそが我々のコンセプトなのです。

