事業の特長
日本コンセプトの特長
日本コンセプトは、環境にやさしいISOタンクコンテナを活用した、
サステナブルなトータルソリューションプランナーです。
ISOタンクコンテナとは
3分でわかるISOタンクコンテナ
主な用途
国際物流のグローバルスタンダードであるISOタンクコンテナは、貨物の輸送容器として欧米を中心に発展してきました。
ISOタンクコンテナは、海上輸送においても、陸上輸送においても途中で移し替えることなく迅速かつ低コストで貨物をお届けします。
高い安全性に加え、品質保持の確実性も兼ね備え、物流の効率化を実現します。
特長
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危険物の輸送容器として、また海上コンテナとしての要件を兼ね備えているので、 危険物輸送に関する諸手続きが簡略化できます。 |
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危険物を一般の海上コンテナと同様に、海陸一貫輸送することができます。 |
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危険物の充填、排出、保管等に必要な機能を完備しているので安全に取り扱うことができ、 輸送中の品質保時に不安がありません。 |
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1本あたりの積載容量が大きいことに加え、船積み、 一時保管等にあたり積み重ねられるため、省スペースで経済的です。 |
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長期間の反復利用に耐え、又、副包装器材を必要としないので、環境に優しく、経済的です。 モーダルシフトにも対応、地球温暖化対策にも効果を発揮しています。 |
外形寸法図
ISOタンクコンテナ 仕様
容量 | 17,500ℓ~25,000ℓ | マンホール | 口径 500mm / 蝶ネジ8ヶ所締め |
タンク重量 | 3,600 kg~5,000 kg | 排出口 | 3” BSP |
耐圧 | 4~6bar(気圧) | 排出口バルブ | バタフライバルブ |
材質 | ステンレス製 SUS316L | ガスケット | テフロン製 |
外形寸法 | 縦 2,438mm × 横 6,058mm × 高さ 2,591mm | その他 | 安全弁、スチーム管、空気取入口 |
コンテナの種類と特長
ケミカルタンクコンテナ
ケミカルタンクコンテナのトータルソリューション
01ワールド・ワイドソリューション | |
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出荷元の工場でタンクコンテナに充填された貨物を、トラック・鉄道・船舶などの輸送手段を利用して、そのまま納入先までお届け致します。 |
02レンタル | |
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自社のタンクターミナルでしっかりメンテナンスした高品質なタンクコンテナを、短期間でもレンタル致します。 |
03洗浄・メンテナンス | |
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タンクコンテナに関する豊富な知識と長年蓄積したノウハウにより、安心してお使いいただけるよう徹底した洗浄とメンテナンスを行っています。 |
04法定検査 | |
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タンクコンテナは危険品も輸送することから、国連の定めるIMDGコードに従った厳しい検査が2.5年毎に必要とされています。 |
05保管 | |
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危険品も含めた液体貨物を、お客様の納期調整などのニーズにお応えし、当社のタンクターミナルで確実にお預かり致します。 |
06加温 | |
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常温では固体もしくは粘性の高い貨物を、工場納入前に蒸気又は温水により適温まで加温のうえ液化してお納め致します。 |
07移し替え | |
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タンクコンテナの受入れ設備がない工場でも、当社のタンクターミナルでタンクローリー、ドラム缶等の別容器との移し替えをすることにより、タンクコンテナのメリットが享受いただけます。 |
ガスタンクコンテナ
自社所有の液化ガス専用タンクコンテナにより、
7つのサービスを組み合わせたトータルソリューションを
ご提供する“日本で初めて”の企業となりました。
わたしたちは、生活に不可欠な冷媒※等の液化ガスを海陸一貫輸送できる専用タンクコンテナを所有し、輸送、保管、コンテナの法定検査から、フロンガスの回収・再生・無害化に至るまで、環境を重視したガスのトータルソリューションをご提供致します。
※冷媒:エアコン等に使われ、液体から気体、気体から液体に変化する過程で熱を吸収、放出する熱媒体であるフロンガス等
ガスタンクコンテナのトータルソリューション
01ワールド・ワイドソリューション | |
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出荷元の工場でタンクコンテナに充填された貨物を、トラック・鉄道・船舶などの輸送手段を利用して、そのまま納入先までお届け致します。 |
02レンタル | |
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自社のタンクターミナルでしっかりメンテナンスした高品質なタンクコンテナを短期間でもレンタル致します。 |
03法定検査 | |
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タンクコンテナは危険品も輸送することから、国連の定めるIMDGコードに従った厳しい検査が2.5年毎に必要とされています。 |
04保管 | |
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危険品を含めた液化ガスを、お客様の納期調整などのニーズにお応えし、当社のタンクターミナルで確実にお預かり致します。 |
05フロンガス回収 | |
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危険品を含めた液化ガスを、お客様の納期調整などのニーズにお応えし、当社のタンクターミナルで確実にお預かり致します。フロンガスは、平成14年施行の「フロン回収破壊法」により大気への放出が禁止され、都道府県知事の登録を受けた事業者による回収が義務付けられております。 |
06フロンガス再生 | |
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生産が認められなくなったフロンガスを使用している機器に対する補充ニーズに応えるため、回収したフロンガスから不純物を取り除いて再利用するもので、所管大臣の許可を得た事業者による再生が「フロン回収破壊法」で義務付けられております。 |
07フロンガス無害化 | |
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再利用する場合を除き、回収したフロンガスは所管大臣の許可を受けた事業者による無害化が「フロン回収破壊法」で義務付けられております。 |
取り扱い可能なガス
代替フロンなどの不活性ガス
可燃性の液化ガス
ミニタンクコンテナ
ミニタンクコンテナの特長
![]() としても使用可能 |
フレームの外寸は20'タンクコンテナと同じでありながら、異なる貨物を10種類まで一度に輸送できるミニタンクコンテナ。その性能は20'タンクコンテナと変わらず、危険物の積載も可能。少量の貨物の輸送容器として、また、国内外の小口輸送にも最適です。 |
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![]() 少量輸送の多様化を実現 |
異なる種類の貨物を一括して運ぶことができ、荷くずれの心配もありません。また、小さいながらも容器の性能は 20'タンクコンテナと同じなので、液漏れの心配もありません。 |
![]() 同様の輸送が可能 |
STORAGEタンクとして、少量貨物の一時保管にも最適。タンク毎に個別に蔵置したり、フォークリフトで運ぶことが可能であるため、STORAGEタンクとしても使用できます。 |
![]() 安全化 |
10種類の少量貨物を輸出する場合、ドラム缶に詰めたうえドライコンテナに載せる作業をしなくても海陸一貫輸送が可能であり、工場へ輸送後は留め置きながらの荷卸しも可能です。 |
仕様
容量 | 1,000ℓ | マンホール | 口径 400mm / 蝶ネジ4ヶ所締め |
タンク重量 | 580kg | 排出口 | 3"BSP |
耐圧 | 4bar(気圧) | 排出口バルブ | バタフライバルブ |
材質 | ステンレス製 SUS316L | ガスケット | テフロン製 |
外形寸法 | 縦 1,080mm × 横 1,000mm × 高さ 2,000mm | その他 | 安全弁、空気取入口 |
サービスの特長
ニチコンのタンクターミナル
タンクターミナルのトータルソリューション
お客様の求める高品質なタンクコンテナをご用意し、様々なニーズにトータルでお応えできる体制を完備しております。
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ケミカル
独自のノウハウを活かした洗浄・メンテナンスを施したタンクコンテナや危険品の保管、高粘度の貨物の加温、タンクローリー等への移し替えサービスをご提供しております。
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ガス
高圧の液化ガスを安全に輸送するため、しっかり整備をしたタンクコンテナのご提供やガスの保管をしております。特に、地球温暖化やオゾン層破壊を防ぐために確実な管理が求められているフロンガスにおいては、厳格な回収・再生・無害化を行っております。
タンクターミナル
当社のタンクターミナルは主要な港のすぐ近くにあり、主な工業地帯をくまなくカバーする絶好の場所に位置することを活かし、国際輸送に留まらず国内輸送においても経済性に優れ、環境に優しいワンウェイ輸送を実現しました。
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タンクコンテナを洗浄する際に発生する排水は、各自治体が定める排水処理基準をクリアする必要がありますが、当社は各自治体の定める基準を厳格に順守した排水浄化に取り組んでおります。 |
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修理が必要なタンクコンテナは、熟練した作業員が国際基準に則った確実な作業を行い、安心してお使いいただける品質をご提供致します。 |
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機械による洗浄の済んだタンクコンテナに当社の従業員が入り、タンク内部や各パーツを入念に検査し、高品質なタンクコンテナをご提供致します。 |
ロジスティクス・ソリューション
国内支店の各種設備を活用し、どこよりもお客様のニーズに沿った輸送プランをご提案いたします。
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消防法該当貨物を取り扱うことのできる一般取扱所内に加温設備を設置、高粘度、高融点貨物をISOタンクコンテナに積載したまま、蒸気により加温することが可能です。また、貨物の性状により、温度の上昇が緩やかな温水による加温作業もお引受いたします。
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貨物を積載したタンクコンテナの保管が、屋外貯蔵所において可能です。貨物の納期調整にもご利用ください。 |
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ISOタンクコンテナからタンクローリー車、あるいはドラム缶へ。 |
ニチコンのグローバルネットワーク
強固なグローバルネットワーク
世界の主要地域に設立した“5つの現地法人”を通じて
世界に張り巡らされたネットワークを統括。
1994年の創業以来、日本コンセプトはグローバルネットワークの拡充に注力してきました。現在では、欧州(イギリス、オランダ)、東南アジア(シンガポール、マレーシア)、北米(アメリカ)の主要港湾都市に設立した5つの現地法人が、世界14カ国に張り巡らされた代理店網を統括することにより広範な地域をカバーできる体制を構築しております。輸出入から三国間取引、国内輸送まで国・地域を跨いだあらゆる液体貨物の輸送ニーズに対して、“日本品質”のハイレベルなサービスを提供しています。
One Way輸送
“One Way輸送”でコストを削減します。
日本コンセプトのビジネスモデルの根幹は「One Way輸送」。液体貨物納品後のタンクコンテナを目的地でそのまま洗浄し、これを別のお客様の液体貨物輸送に供することにより、それぞれのお客様への輸送サービスを「目的地までの片道運賃」のみでご提供できることが、私たちの大きな強みです。当社は、独自のグローバルネットワークを活用することにより、この「One Way輸送」を世界中にご提供できる体制を構築しています。
多様な輸送手段
“Door to Door” 最適な輸送手段を組み合わせて国際複合一貫輸送をご提案します。
タンクコンテナはドライコンテナと同じサイズであり、コンテナ船やトラック、鉄道といった様々な輸送手段にそのまま載せ替えることが可能です。日本コンセプトでは、このタンクコンテナの優れた特性と、独自のグローバルネットワークを活かし、様々な輸送手段・ルートの中から貨物の特性・目的地・納期などの条件に応じて、国内外の陸上輸送(鉄道/トラック)や海上輸送(外航船/内航船)などの最適な組み合わせをアレンジ。Door to Door での「国際複合一貫輸送」サービスをご提供しています。
持続可能なビジネスモデル
エコで、安全、そして経済的な輸送
ISOタンクコンテナを利用した
“エコで、安全、そして経済的な輸送”を実現しています。
タンクコンテナは、ISO※の定めた規格に基づく高い強度と耐久性を備え、危険物を一般の貨物と同様に海陸一貫輸送することができます。これは地球温暖化抑制の観点から世界的に推進されているモーダルシフトにも適合するものです。またタンクコンテナは長期間にわたり反復利用が可能なうえ、追加の包装材も一切使用しないため、輸送にともなう環境への影響も最小限に抑えられます。洗浄作業も、残留貨物の厳格な処理を行うことができる信頼性の高い施設で実施しています。こうしたタンクコンテナの経済性、利便性、安全性、環境性能から、欧米やアジアをはじめ全世界で普及が進んでいます。
※ISO:スイスのジュネーブに本部を置く非政府機関 International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称。ISOの主な活動は国際的に通用する規格を制定することであり、ISOが制定した規格をISO規格という。
徹底した排水・残留貨物処理
“徹底した排水・残留貨物処理”で
タンクコンテナを安全に反復利用します。
化学品などの様々な液体貨物を輸送するタンクコンテナを反復利用するには、輸送が完了する毎に貨物の種類に応じた適切な洗浄作業を行う必要があります。またタンクコンテナ自体の安全性をチェックするための厳しい内部検査や気密検査が毎回必要です。日本コンセプトではこのような洗浄・気密検査のできる自社デポを国内8ヶ所、海外1ヶ所(マレーシア)に展開し、高品質の液体物流サービスを迅速かつ低コストでご提供できる体制を整えています。なお、各デポでは、各自治体の定める基準を厳格に順守した排水・残留貨物処理を行っています。
被災地支援
東日本大震災の“被災地支援”では
ISOタンクコンテナが活躍しました。
2011年3月の東日本大震災によって市内の全ガソリンスタンドが使用不能になった陸前高田市では、震災の翌月に仮設給油所が設置されました。この時ガソリン・軽油の保管用タンクとして、特別認可を受けて利用されたのが当社のISOタンクコンテナです。通常、安全性の観点から地下タンクの設置が求められるガソリンスタンドの新設には1カ月以上を要しますが、タンクコンテナを活用することにより工期が大幅に短縮され、約10日間で仮設スタンドがオープン。がれきを撤去する重機の燃料が安定供給されるなど、被災地の復興に貢献しました。これはタンクコンテナの安全性の高さを証明した事例でもあります。